いしかわやのきもの
川島織物
天保14年(1843年)に創業した老舗です。
川島織物文化館には、8万点にも及ぶ染織品が所蔵されております。
また、その高い織の技術は「帯」だけにとどまらず、「緞帳」「自動車や飛行機等の乗り物の内装」にまで及びます。
川島織物の袋帯は本袋帯といって、裏地を別に織り上げ表地と後で縫い合わせる事なく、最初から袋状に織り上げおります。
川島織物は経糸、横糸の本数が多く、非常に織が細かいのでしっかりと締められます。
上の帯 左から「彩糸亀甲」「秀華亀甲」
名古屋九寸帯。
川島織物の「羅(ら)」の帯です。(白い糸で織られているのと、透けるので裏に黒地の物をおいて撮影しております)
羅とは、うすぎぬの意味で、羅の技術は5世紀頃に中国から入ってきました。その頃の織物は正倉院等に伝わっております。
しかし、京都での長い戦争「応仁の乱」で技法が廃れ、長い間、織られることがありませんでしたが、昭和になり、川島織物が復元いたしました。
羅の帯は、盛夏にしか締めることの出来ないお洒落な帯ですが、非常に清涼感があり、目から涼しさを感じさせてくれます。
夏のお洒落にいかがでしょうか?
川島織物の袋帯、爪綴八寸帯、名古屋九寸帯、羅八寸帯はいつもお見立ていただけます。
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